ヒアルロン酸 Hyaluronic Acid
ヒアルロン酸は、関節、硝子体、皮膚、脳など広く生体内に見られる。工業的には乳酸菌や連鎖球菌により、つまりバイオ技術によって大量生産される。
美容外科領域では、フィラーとして注射して、シワを盛り上げる用途として使用する。
同じくフィラーであるコラーゲンとの違いは、タンパク質でないためアレルギー反応が非常に稀であり、パッチテストが不要であることである。また、コラーゲンの効果持続期間が3?6か月であるのに対してヒアルロン酸は6?12か月であるため、1999年ごろから爆発的に好評を博し、それまでのコラーゲンにとって代わってしまった。
また、2000年代にはプチ整形ブームに乗って需要が増大した。
現在、ヒアルロン酸フィラーを発売しているメーカーは、多数存在する。
代表的なものは、Q-Med(スウェーデン)、アラガン、メンターなどがある。これらメーカーは、適応拡大と効果持続性の長期化を競っている。
1)クロスリンク
ヒアルロン酸の分子の鎖を、撚り糸のように束にした加工を施したもの。
2)モノフェーズ
1製品単位を、すべて一つの分子の鎖で作成したもの。
3)ラージパーティクル
分子の鎖の塊(粒)を大きくしたもの。注意して注入しないと、しこりを残す。
Q-Medがマクロレーン・サブQで豊胸術のマーケットを開拓しようとしたが、日本のみに留まっている。また、現在では、1年を超える効果の持続があるヒアルロン酸フィラーも存在する。
健康食品・サプリメントとしてヒアルロン酸の経口摂取を謳った商品が存在するが、ヒアルロン酸は消化酵素であるアミラーゼによって分解されるため、口から食品として摂取することで軟骨や皮膚などに補充されるという考えは、まともな生化学者の大半が否定している。
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