形成外科 Plastic and reconstructive surgery
主に身体表面の先天性あるいは後天性の病変を正常に近く再建する外科学の一分野で、一般外科から独立したのは比較的新しいとされている。したがって、諸外国の多くでは、一般外科のサブ・スペシャリティーとして、外科系の修練を終了した者のみが、入門できる制度となっている。
本邦においては、一般外科と同列の、卒後臨床研修終了後、すぐに選択できる科目である。
これは、その成り立ちの違いによる。海外(主として米国)においては、ベトナム戦争時の負傷兵に対する熱傷治療や再建外科のニーズが高まったため、一般外科のサブ・スペシャリティーとして独立した形成外科が、先天奇形や皮膚腫瘍へとその診療範囲を拡大してきた。それに対し、本邦においては、手術をする皮膚科医・再建をする耳鼻科医や一般外科医・整容的配慮をする整形外科医などが集まって、形成外科を立ち上げたという違いである。
治療は機能の改善のみならず、整容的(容姿的)な要素を含んだ範囲に及んでいる。
美容外科という分野も形成外科に含まれるとされているが、異論の多いところである。
顔面や手足の奇形・機械的外傷・熱傷・凍傷・皮膚腫瘍などの治療が代表的である。
創傷の適切な治療や組織の移植などが、主に用いられる手法である。
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